キャリアアップのために「専門性」が必要だと言われる事が多い。とはいえ、専門的な知識やスキルは、限られた分野で仕事をする上では大事ではあるが、それが将来にわたって通用するとは限らない。専門的なスキルを極めたいのであれば、将来的なことも見据えて仕事を選ぶことが必要だ。
社会において、特定の分野で専門性を追求することはとても大切だが、様々な分野に順応する汎用性のスキルも求められている。たとえば、仕事に対する考え方やコミュニケーション能力などは業界を問わず重要なので、生活の中で意識して取り組むことが必要だ。だが、専門的な知識やスキルは、資格を取得するなど仕事をしながら経験を積んでいかなければならない。また、自分が持っている専門的なスキルを他の要素と組み合わせたり、将来的な可能性や時代の流れに合わせてアップデートすることで高めることも大切だ。
自分らしく働くためには、専門性ということにこだわりすぎず、自分が人生で大切にしていることや汎用性とのバランスを考え、可能性を探りながらキャリアアップを図ることがポイントになると私は思う。また、仕事を損得で捉えず、自分の価値観とスキルをすり合わせ、時代のニーズに合わせていくという考え方も素敵だと思う。
キャリアは環境や年齢で変化していくものだ。自分の持っている専門的なスキルを明確にし、それを活かすためにも、自己分析を丁寧に行ってほしい。視野を広く持ち、時代に合わせて将来に通用する専門的なスキルを身に着けられれば、どんなシーンでも自分らしく輝けるのではないだろうか。